vol.44 固定期間選択型住宅ローンとは?特徴とメリット・デメリット【10年固定も解説】

金融
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住宅ローンの選び方で迷う方必見!
「変動金利は不安だけど、全期間固定の高金利も払いたくない…」そんな人に向けた中間的な選択肢が 固定期間選択型住宅ローン です。

この記事では、特徴・メリット・デメリットや活用のコツを、図解を交えてわかりやすく解説します。


① 固定期間選択型住宅ローンとは?

固定期間選択型ローンとは、
一定期間だけ金利を固定し、期間終了後に固定金利か変動金利かを選べる住宅ローン のことです。

例:10年固定を選んだ場合

期間:0〜10年 → 金利固定で返済額一定
期間:10年以降 → 固定 or 変動を選択可能

図解イメージ

10年固定ローンの場合
 ┌───────────┐
 │ 固定金利10年 │ ← 返済額は一定で安心
 └───────────┘
          ↓
 ┌───────────┐
 │ 固定 or 変動 │ ← 金利状況に応じて選択
 └───────────┘

② 固定期間選択型のメリット

  • 初期の返済額が安定
    子育てや教育費がかさむ期間でも、毎月の返済額が変わらないので家計管理がしやすい
  • 変動よりリスクが低い
    短期的な金利上昇の影響を避けられる
  • 全期間固定より低金利
    10年固定などはフラット35などよりも低めの金利で借りられる

図解イメージ(メリット)

低金利で安心
 ┌─────────┐
 │ 返済額一定 │ ← 家計が安定
 └─────────┘
短期の金利上昇から守る
 ┌─────────┐
 │ リスク軽減 │
 └─────────┘

③ 固定期間選択型のデメリット

  • 固定期間終了後の金利上昇リスク
    期間終了時に金利が上がると返済額が増加
  • 全期間固定ほどの安心感はない
    「ずっと同じ返済額」を希望する人には不向き
  • 繰上げ返済に制限がある場合も
    固定期間中は繰上げ返済に制約がある商品もある

図解イメージ(デメリット)

固定期間終了後 → 金利上昇の可能性
 ┌─────────┐
 │ 返済額増加 │
 └─────────┘

繰上げ返済制限
 ┌─────────┐
 │ 柔軟性低下 │
 └─────────┘

④ 上手な活用ポイント

  1. ライフイベントに合わせる
    例:子どもが大学に入学するまでの10年間は返済額を安定させる
  2. 固定期間終了後を見据える
    繰上げ返済や借り換え計画をあらかじめ検討
  3. 将来の金利を楽観視しない
    「10年後も低金利が続く」と前提せず、複数のシナリオを考える

⑤ どんな人におすすめ?

  • 子育てや教育費など、10年以内に大きな支出がある家庭
  • 将来、収入増や繰上げ返済で残高を減らせる予定がある人
  • 「変動金利は不安だけど、全期間固定の高金利も避けたい」人

まとめ:固定期間選択型住宅ローンの特徴

  • 最初の安心:固定期間中は返済額が一定
  • 将来の柔軟性:期間終了後に固定・変動を選択可能
  • リスク管理が重要:固定期間終了後の金利上昇に備える

固定期間選択型は「安心」と「柔軟性」を両立できるローンですが、期間終了後の対応を事前に設計しておくことが、成功のポイントです。

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